植物を育てる為に必要な物といえば『土』です。
私は鉢植えの植物を育てるのが好きですが、何も知らない素人です。
ホームセンターで『○○の土』を見つけて、迷わず購入していました。
それが良いのか悪いのか、考えた事もありませんでした。
最近、多肉植物にハマった私が改めて『土』について調べてみると驚く事がありました。
何と『○○の土は初心者には難しい土』だった、というのです。
ウソでしょ・・・。
何も知らない素人の為の土だと思っていたのに・・・。
素人には、どんな土が向いているのか、どんな土を使えば良いのか、詳しく見ていきましょう。
多肉植物が好む土
今回は、多肉植物を育てる為に適している土を考えてみました。
多肉植物は乾燥した地域で生息している植物です。
なのでジメジメした湿気を嫌います。
そんな多肉植物の為に、一番に考えたいのが水はけの良さ。
つまり「排水性」です。
「排水性」が良ければ、いつまでも鉢の中に水分が残らないので根腐れの心配もありません。
では「排水性」が良い土とは、いったいどんな土なのでしょう?
鹿沼土
栃木県鹿沼市で採取されたもの
通気性・排水性に優れている
保水性・保肥性は低い
酸性土(pH値は4.0~5.0)
有機質を含まないので清潔
乾燥を好む多肉植物・サボテン向き
酸性:6.5以下 中性:6.5~7.0 アルカリ性:7.0以上
赤玉土
関東ローム層の赤土を乾燥させたもの
保水性・保肥性に優れている
排水性は鹿沼土に比べると劣る
弱酸性土(pH値6.0前後)
ほぼ無菌
植物全般に利用できる優れもの
日向土
宮崎県南部の霧島系火山帯で採取されたもの
湿ったままのもの … ボラ土
乾燥処理したもの … 日向土
硬く崩れにくい軽石
排水性に優れている
保水性・保肥性はない
弱酸性土(pH値6.0前後)
水はけを良くする為の改良材として利用される
培養土
○○の土として多種多様
肥料・土壌改良材などを混ぜた土
通気性・排水性は低い
保水性・保肥性は高い
初心者向けと思われているが水やりが難しい
- 排水性は比較的良い
- 肥料は微量
- 室内用土
- カビの発生を抑える
- 多肉植物の土の代用になる
大きさ
それぞれの土には、大きさがあります。
排水性に優れている鹿沼土ですが、粒が小さくなればなるほど水もちが良くなり保水性が増します。
逆にいうと、水はけが悪くなるので排水性は低くなります。
- 直径:12mm~20mm
- 鉢底石としても利用できる
中粒
- 直径:6mm~12mm
- プランターや大きめの鉢に丁度良い大きさ
- 直径:2mm~6mm
- ブレンド土を作成するのに使用される
- 直径:1mm~2mm
- 小さい鉢に丁度良い大きさ
- 鉢の表面に化粧石として使用される
上質・硬質
- 硬質は比較的砂分を多く含んだもの
- 明確な基準はない
まとめ
今回は、多肉植物を育てる為に適している土を考えてみました。
一番に考える「排水性」を求めるなら「鹿沼土」が良さそうです。
乾いている時と濡れている時の色の違いで水やりの判断ができるのも素人には助かります。
『○○の土』は保水性があるので水やりの判断が難しい土、という事のようです。
植物の状態を良く観察し水やりが上手にできる方には、良い土だと思います。
素人の私は、まず「鹿沼土」で水やりのタイミングを勉強してみます。
植物の土台である土を見なおす事で、より元気な多肉植物に成長してくれると嬉しいですね。
おまけ
早速、ホームセンターに「鹿沼土の細粒」を買いに行きました。
今はネットショップで買う事も出来ますが、大きさの違いを見てみたいと思い出かけました。
しかし「鹿沼土の小粒」までしか置いてませんでした・・・。
しかも16L と大きいサイズしかなく自転車では運べないと断念。
その後5Lの「鹿沼土の上質」と「鹿沼土の硬質」を見つけました。
見比べても違いが分かりませんでした・・・。
値段的には、同じ5Lでも硬質の方が少しお高めです。
悩んだすえ「鹿沼土の上質」を買ってみました。
開けてビックリ。
大きさがバラバラだったんです。
袋には「上質」と書いてあるだけで、大きさの事は書いてありませんでした。
仕方なく、ふるいにかけて大きい物は5号鉢用に、小さい物を寄せ植え用にしました。
せっかく大きさがある事を調べてたのに、上質と硬質に惑わされてしまいました。
どこかで「鹿沼土の細粒」を見かけたら買ってみようと思います。
ハルでした。
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