私は多肉植物にハマって約一年になりました。
最初は、それが多肉植物だと知らずに育てていたド素人です。
そんな私が多肉植物にハマったきっかけは『葉挿し』です。
これも偶然の産物でした。
水やりのタイミングでたまたま取れてしまった葉から小さい発芽を見つけた時の感動は今でも覚えています。
そして、それを葉挿しと言う事。
それが、多肉植物を増やす方法の一つである事。
この小さな気づき、小さな経験が、多肉植物の世界への導きとなりました。
薄氷
私が育てている多肉植物の中に『薄氷』と言う品種があります。
初めて楽天市場で購入した多肉植物です。
何を買ったら良いのか、まったく分からなかったのでお任せセットで購入した中に入っていた物です。
『薄氷』と言う名前にふさわしい透き通るような美しい色をした多肉植物です。
比較的大きなサイズだったので一鉢に一株だけでしたが、とても存在感がありました。
私の多肉植物は、全体的に徒長気味に育ってしまうようで『薄氷』も間延びしたように成長しているのが気になっていました。
そこで、思い切ってカットして葉挿しで増やしてみようと思いました。
葉挿し
多肉植物の本に『薄氷』は葉挿しでも増やせると書いてあったので挑戦してみようと思いました。
徒長していたので葉は取りやすかったです。
以前、『ブロンズ姫』の葉挿しをした時は発芽するまでトレーの上で観察していました。
その後、葉挿しと言っても色々なやり方がある事を知りました。
取った葉をそのまま土の上に転がしておくだけで良いと言う方、土に挿しておくと言う方。
発芽・発根が確認できるまでトレーなどの上におくと言う方。
これは多肉植物を育てるうえで必ず出てくる事なのですが、やり方は人それぞれなんです。
YouTubeなどで情報発信されている方々は、色々な方法を紹介してくださいます。
まずは試してみるのが良いと思うのですが、それが自分にとっての正解とは限らないのです。
多肉植物の生育環境は人それぞれ違いますから、その生育環境で何が一番いいのかを知る必要があります。
私は狭いベランダで育てているので広い庭で育てている方のやり方では、うまくいかない可能性があります。
とにかくやってみない事には分かりませんから、自分で良いなと思う方法を試してみてください。
うまくいかない事もありますが、その一つ一つが経験となります。
そして少しずつ自分の一番いい方法を見つければ良いんだと思います。
それが楽しみの一つだと思います。
今回は簡単に種まき用の土を用意し直接置いて観察する事にしました。
元の鉢、挿し芽、葉挿しの三つの鉢の成長を楽しみたいと思います。
おまけ
多肉植物にハマって初めての冬です。
十二月頃から寒さ除けに夜だけビニールシートを使用し朝に外す作業をしていました。
そして、二月の終わりの事です。
急に温かくなった日曜日の朝、ビニールシートを外すのを忘れてしまったのです。
買い物に出かけ「今日は暖かいな~」などと呑気に過ごしていた時、ハッとしました。
慌ててベランダに出た時には大変な事になっていました…。
ビニールシートの中は蒸れ蒸れの状態です。
水滴が一面についていました。
慌ててビニールシートを外しましたが、そこには悲惨な光景が広がっていました。
日差しが当たる場所に置いてあった購入したばかりの小さい苗は、すでに茶色く変色していました。
ぐったり頭を垂れている苗もありました。
すぐ日陰に移し養生をしましたが、時すでに遅し…。
数日たって結局ダメになった苗も合わせるとA4サイズ程のトレー3枚分が枯れてしまいました。
本当にかわいそうな事をしてしまいました。
そんな中でも、今回葉挿しをした『薄氷』のように無事だった苗もあります。
この失敗を良い経験と捉え、残った多肉植物を今まで以上に愛情を込めて育てて行きたいと強く思う出来事でした。
みなさんも、季節の変わり目にはお気を付けください。
ハルでした。
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