多肉植物の茎が曲がる! それが徒長(とちょう) 

植物 植物

多肉植物にハマって初めての『梅雨』です。

今までは、雨の日にわざわざ濡れる場所に鉢を置き水やりの代わりにしていました。

さすがにゲリラ豪雨や台風の時は玄関に避難しましたが、雨を避けようとは思っていませんでした。

しかし、この雨が大敵だったんです。

もちろん、雨ざらしの環境で育てている方もいらしゃいますので、絶対ダメという事ではありません。

あくまでも、自分の環境に合わせて考える事が必要です。

その証拠に、今まで雨を避けずに育てていた私の植物達は、みんな元気に育っています。

ただ、よくよく思い返してみると変な成長をしていたかも知れません。

2021年5月3日
2021年7月7日

そうです『徒長』です。(とちょう)と読みます。

茎がヒョロヒョロと伸びて曲がってしまう、葉と葉の間が開いてしまう、そんな成長の状態を『徒長』と言います。

なぜ、このような成長をするのでしょうか?

原因

日照不足
水のやり過ぎ
栄養バランス

一番の原因は『日照不足』です。

室内で育てている場合は特に注意が必要です。

なるべく日当たりの良い窓辺に置くなど対策をしましょう。

植物は光合成をする為、日光を求めます。

その時、日当たりの悪い場所に置くと日光を求めて必要以上に茎が伸びてしまうのです。

また、いつも同じ向きに置いていると日光の方へ傾いていきますので時々向きを変えてあげましょう。

2021年6月23日

2021年7月7日

次の原因は『水のやり過ぎ』です。

特に、梅雨の長雨には気を付けましょう。

ついつい、いつものペースで水やりをしたくなりますが、それでは少しやり過ぎかもしれません。

湿度もありますし、雨上がりに日が差すと蒸れの原因にもなりかねません。

室内に避難さてた場合の水やりも控えた方がいいですね。

やり過ぎの水分で無駄な成長をさせないようにしましょう。

雨に濡れた植物

最後に『栄養バランス』です。

多肉植物は、さほど肥料を必要としません。

初心者には排水性がある『鹿沼土』が良いと聞きます。

この『鹿沼土』には保肥性はありません。

慣れていて大きく育てたい方は、肥料を使うと思います。

とはいえ、やはり与えすぎには注意が必要です。

肥料の与えすぎによる異常な成長が『徒長』に繋がります。


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改善方法

『徒長』してしまった多肉植物は、どうすれば良いのでしょうか?

もちろん、そのまま育てても問題はありません。

それはそれで、愛嬌がありカワイイものです。

ただ、ヒョロヒョロの茎は頼りなく葉の重さに負けて曲がってくると何とかしたくなりますよね。

そんな時は、思いきって仕立て直しをしましょう。

仕立て直しで、形を整える事ができます。

また、切り取った部分で挿し木・葉挿しをすれば増やす事もできます。

葉挿しは素人の私でも成功しましたので、ぜひチャレンジしてみてください。

仕立て直し

伸びてしまった茎を思いきって切り落とします。

間が空いてしまった葉も取ってしまいましょう。

切り口が乾燥するまで、日陰で乾燥させると良いそうです。

この時、アミに挿すなどして茎をまっすくに置かないと乾燥させている間の成長で茎が曲がる事もあるそうです。

その後、鉢に植えてあげれは完成です。

私は乾燥させると良い、という事を知しませんでした。

なので、そのまますぐ植えていましたが案外大事です。

すごい生命力ですね~。

取った葉は乾いた土の上やアミの上などで乾燥させておきましょう。

乾燥させた葉から発根や発芽が見られたら『葉挿し』の成功です。

2021年5月1日
2021年7月8日

土の上に置いてあげれば、どんどん成長していきます。

本当に、かわいいですよ~。

まとめ

『徒長』は、植物を育てていれば避けては通れない現象かもしれません。

もちろん『徒長』させずに育ててあげられれば、それに越した事はありません。

しかし、私のような素人には難しいです。

気付いたら『徒長』しているんですから・・・。

そんな時に対処方法を知っていれば、慌てず焦らす済みます。

怖がらずに、楽しんで植物を育てていきましょう。

これからも植物達の生命力に感動しながら、元気に育ってくれるよう愛情込めて世話をしていきたいと思います。

おまけ

一緒に購入した多肉植物でも、なんの変化も無い物と明らかに徒長した物がありました。

まだ一か月も経たないのに徒長するんですね~。

本当にビックリしました。

狭いベランダで育てているで大変ですが鉢の向きを変えてあげる必要があると勉強になりました。

また、どうも水をやり過ぎてしまう傾向にあるので素焼き鉢を選んで正解でした。


梅雨が終われば、次は猛暑がやってきます。

植物達にとって快適な環境づくりを研究していこうと考えています。

ハルでした。

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