みなさんは『類は友を呼ぶ』という、ことわざを知っていますか?
ことわざ辞典によると、気の合う者や似通った者同士は、自然に寄り集まって仲間を作るものである。という意味です。
学生時代の友人、職場での人間関係を見てみると、確かに気の合う者同士がグループを作っています。
また、恋愛関係においても趣味や考え方が似ている相手を好きになると思います。
つまり、自分の周りを見れば自分の状態が分かるという事です。
今、あなたの周りにはどんな人が集まっていますか?
類友の法則
『類友の法則』は『引き寄せの法則』が派生したものだそうです。
『類友の法則』は『類は友を呼ぶ』という、ことわざと同じ意味合いになります。
明るく前向きな考え方をしている人の周りには、明るく前向きな考え方をしている人が集まっていると思います。
逆に、暗く後ろ向きな考え方をしている人の周りには、暗く後ろ向きな考え方をしている人が集まっていると思います。
どちらが良いか?という答えは、人それぞれでしょう。
自分と同じような考え方をしている人と一緒にいる事は、その人にとって居心地が良いはずです。
それが、たとえ後ろ向きな考え方であってもです。
あなたが、いつも一緒に居る人は、どんな人ですか?
その答え、つまり自分の周りにいる人を見れば自分の状態が分かるのです。
心地よい場所
私の職場でのお話をさせていただきます。
あるパートさんが、少々問題のある方なんです。
仕事は一生懸命やってくれているのですが、周りを気にしすぎな所があります。
あとから入ったパートさんが仕事を覚えないと言い出した事があったそうです。
私は知らなかったのですが、かなりきつく当たっていたそうです。
しかし、仲の良かったパートさんが「そんな事無いよ。頑張ってるよ。」と言ったら、きつく当たる事を一切やめたそうです。
そして、別のパートさんが標的になりました。
これは私も聞いたのですが、自分で自分の気持ちを処理できなくなると周りにぶちまけてくるのです。
○○さんは、やり方が違う・遅い・間違いが多い
○○さんは、簡単な事ばかりしてずるい
社員が気を使い、話を聞いたり対策を考えたりすると次はこうです。
○○さんだけ特別扱い
私の言う事より、○○さんの言う事を聞いてる
だんだん、そうだそうだと同調して盛り上がる人まで出てきてしまい私の職場は、文句・愚痴大会を繰り広げるグループと、困りましたね…と頭を抱えるグループに分かれてしまいました。
私は「そんな、人の事なんてどうでも良くない?」「そんな、人の事をごちゃごちゃ言ってる暇あったら働こうよ。」と思っていました。
そして「これが類友の法則か~」とやけに冷静に状況を見ていました。
それからしばらくして、標的になっていたパートさんが退職する事になりました。
話題の中心がなくなり落ち着くかと思っていたら、なんと私が次の標的になりました。
そんな中でも私は、何を言われても淡々と自分の仕事を進める事に集中していました。
正直、相手にしてるほど暇では無かったので…。
すると状況が変わってきました。
一緒になって騒いでいた人が別の部署に行ってしまったのです。
すると他のパートさんが文句・愚痴大会に巻き込まれ、挙句の果てに次々と辞めてしまいました。
私は、一人取り残された形になったパートさんが取った行動に驚きました。
なぜなら、2年程前にもめて、お互いに距離を取っていた人と繋がり始めたんです。
何を隠そう、その人は私を目の敵にしている人(エネルギーバンパイア)でした。
つまり、私を標的にしたい2人が繋がった訳です。
まさに『類友の法則』勃発。
私が気に入らないという低い波動に共鳴して集まってしまったんですね~。
類友は変わらない?
今回、このパートさんは『類友の法則』で以前もめた相手と繋がってしまった訳ですが、困りましたね…と頭を抱えていたグループに加わる事もできたはずなんです。
ちなみに私が気に入らないと言っていますが、私が何かした訳では無いんですよ。
1~10の仕事をするのに10~始めたって文句を言われました…。
10~5までしかやってないなら困るけど、全部やるんだからどっちからでも良くない?
チェックしたらレ点なのに〇印になってるって文句を言われました…。
〇印が別の意味になるなら困るけど、分ればどっちでも良くない?
書類を右から入れたの左から入れたのって文句を言われました…。
2,3段あるキャビネットを探すなら困るけど、多くても5束位の書類ならどっちから入れても問題無くない?
この程度の内容で、愚痴大会になってる間、仕事をさぼってる訳ですから困ったものです。
話を戻します。
他のパートさんが辞めてしまって、仕事が忙しくなる事が予想される訳ですから小さい事で愚痴大会をしている場合じゃないと思ってくれれば分裂したグループが一つに戻れたのかもしれません。
しかし、彼女は『類友の法則』により愚痴大会ができる相手と繋がる事を選んだんです。
つまり、環境が変わっても自分が変わらなければ繋がる友は変わらないという事なんです。
まとめ
最後にもう一度、質問します。
今、あなたの周りにはどんな人が集まっていますか?
その人達は、明るく前向きな考え方をしていますか?
それとも、暗く後ろ向きな考え方をしていますか?
あなたが、誰と繋がるかは自由です。
ただ、もし愚痴大会をする為に繋がっているなら考えてみてください。
あなたは、その人達と繋がる事で成長できますか?
あなたは、その人達と繋がって幸せですか?
もし、違うなら繋がる友を変えてみませんか?
それには、まず自分が変わる必要があります。
私も、つい自分と他人を比較して落ち込んでみたり、うらやんでみたりしてしまいます。
しかし、自分軸でいられるよう心掛けてからは少しずつ変わってきました。
とはいえ、この自分軸が難しいんですけどね…。
他人ではなく、自分はどう思うのか?自分はどうしたいのか?
愚痴大会をするより、自分の気持ちを確認する方がよっぽどスッキリします。
スッキリすれば、考え方も変わってきます。
すると『類友の法則』で繋がる人も変わってきます。
きっと、あなたの周りには明るく前向きな考え方の人が増えていく事でしょう。
そして、あなたは幸せになるに決まっています。
なぜなら、私が幸せだからです。
なので私の『類友』は幸せに決まっています。
ちょっと意味が分からないでしょうか?
私は、自分の人生なのだから自分の好きに決めて良いって思う事にしたんです。
なので、私は幸せと決めたので私の『類友』も幸せに決まっているのです。
そんな風に考えたら楽しくなってきたんです。
みなさんも、そう思いませんか?
ハルでした。
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